ぴょん子ちゃんのお友達の夢
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伊勢湾口道路実現への想いを込めて、地元中学生のお友達が作文を書いてくれたよ | |
「未来の自然と伊勢湾口道路」 |
伊良湖岬中学校二年 小久保 朝子
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「伊勢湾口道路かあ。私が大人になって車を運転できるようになったら、きっと完成しているんだろうな。
伊良湖と鳥羽をつなぐ橋を私は、気持ち良く運転しているんだろうな。」 ビデオを見終わった私は、未来の自分の姿を思い浮かべていました。 大人になった頃には、私たちの町は、この橋の完成によって、観光名所になっているかもしれません。 車の量も今よりもっともっと増えて、にぎやかな伊良湖岬になっているといいなあと思います。 ホテルもいくつか建って、今より発展しているかもしれません。 しかし、いくらホテルが増えてにぎやかになっても、渥美町の空、海、緑豊かな野山は、今と変わらず、きれいなままであってほしいと思います。 空は青く澄み、鳥がたくさん飛びかい、一方、海は、太陽の光を受け、きらきら反射して光っているのです。 そんな海の上の大きな橋を渡っている、未来の私。考えるだけでわくわくしてきます。 潮風が心地よく吹いていて、伊勢湾にかけられた橋から眺める景色は、すごくきれいだと思います。 私の家は、海の近くにあるので、海へは昔からよく遊びに行きました。 幼い頃、祖父の背中から見た、いろんな表情の太平洋。友達といっしょに砂山を作ったりして遊んだきれいな浜辺。 悩んでいる時にも、遠く見える水平線を眺めながら、いろいろな事を考えることで、悩みを乗り越えてきた様に思います。 私が大人になって、つらい事があっても、伊勢湾にかけられた橋を渡っているうちに、そんなことも忘れさせてくれそうな気がします。 皆さんは、そう思いませんか。大きな海を見ると、自分の悩みがちっぽけに思えて、元気になる事ができそうな気がしませんか。 伊良湖と鳥羽とをつなぐ橋は、遠くの地域からきた人達にも、心の安らぐ橋、疲れた心をいやしてくれる橋になってほしいと思います。 私だけでなく、太平洋にいだかれながら育ってきた人達みんな、そう願っているのでは、ないでしょうか。 ですから、今のままの美しい伊良湖岬であってほしいのです。 車の量が増え、排気ガスで空気が汚れたり、道路を造るために、山の木を切ることもあるでしょうか。秋には渡り鳥が羽根を休める伊良湖岬の原生林。 一度壊してしまった自然は、なかなかもとにはもどりません。だからこそ、自然の尊さを考えてほしいのです。 未来の大プロジェクト伊勢湾口道路。十年後、二十年後の伊良湖岬がどう変わっているのか予想がつきません。自然を壊さずに道路を造っていくことは、とても大変なことだと思います。 自然と調和した、美しい夢のかけ橋としての完成が待ちどおしいです。 |
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「答志島の未来」 |
答志中学校二年 川原 亜子
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私たちが住んでいる答志島は、伊勢湾に浮かぶ、人口二千人たらずの小さな島です。漁業がさかんな、とても美しい島です。もし、この島に橋ができたら、答志の名物である魚がとれなくなってしまうかもしれません。そうなってしまうのは、少し淋しい気がしますが、橋ができたら私たちの生活も変わっていくと思います。 まず第一に考えられるのが、交通の事です。現在答志島は、鳥羽まで行くのに船で 約四十分かかっています。橋ができたら、車でもっと短い時間で行けるようになると思います。救急の時でも、橋を使ってすぐに病院に行くことができます。 それに、答志島の未来にとっても、私たちの未来にとっても、とても重要な事だと思います。そして、観光客が大勢来るようになり、答志島は活気があふれる、にぎやかな町になっていくと思います。 でも、橋ができるという事は、いい事ばかりではないと思います。今、答志の漁業は昔に比べると、ずっと落ち込んでいます。橋ができたら今以上に魚がとれなくなってしまうかもしれません。また、交通の便が良くなって、遠くへ働きに出るようになり、答志の人口が減ってしまうかもしれません。こうした問題を私たちは一つ一つ解決していかなければ行けません。 橋を作るなら、なるべく自然を壊さないようにするとか、ずっとこの島に住みたいと思わせるような魅力のある島作りをするというふうに。 今、定期船から見える答志の景色はすごくきれいです。橋ができたら、このきれいな景色が見れなくなってしまうかもしれません。そうなってしまうのが少し心配です。でも、一本の橋でいろいろな県の人たちがつながるという事は、とてもすばらしい事だと思います。 私は橋ができたら、車で遠くへ行ってみたいです。今まで行った事のないところへ行ってみたいです。そしてそこに住む人達と、交流してみたいです。 この伊勢湾口道路は、太平洋新国土軸の東の入り口となって、人々の出会いや企業の誘致などいろいろな事に役立ってくれることでしょう。 そう、この橋は私達の未来への架け橋となって、確かに二十世紀に向けて、この答志を発展させてくれることでしょう。 |
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