わらしべ紀行
その4 九州の心意気 〜大分・福岡・佐賀・長崎〜
〜名物・数珠つなぎ〜
太平洋新国土軸地域の名物をかるたで綴ってみました。
い |
「田舎の食べ物はこんなもの」心が通う耶馬渓の田舎まんじゅう |
道の駅「旬菜館」ができて一週間。道の駅には、地元のいろんなグループが入って、地域の素材を使った食品を製造、販売しています。巻柿という高級品のお菓子も売っています。
しいたけの原木の横に立つのは、田舎まんじゅうを作っていたおばさんたち。懐かしい素朴な田舎まんじゅうでした。
お茶を飲んで行きなさいと言ってくださったので、ごちそうになっていると、「田舎の食べ物はこんなもの」と言いながら、今晩のおかずの煮物や味噌の漬け物を手のひらにのせてくれました。心が通う道の駅でした。 |
|
|
↓
か |
「カエルが一番よく売れるよ」
満面の笑みのおじさんの手には八女伝統のわら細工 |
八女伝統工芸館には、手漉き和紙、仏壇、提灯、石灯籠、和ごま、竹細工、陶器、木工品など八女の工芸品・伝統品が展示、販売されています。
わら細工のおじさんの前には、躍動感あふれる馬の細工が置いてありました。「馬をつくるには2、3日かかる」と聞いて、精巧な出来栄えに納得。
「でも、一番よく売れるはカエルだよ」と言って、左手の人差し指にカエルをつけて上下運動。おじさんの満面の笑みを見て、こちらも思わずニッコリ。これは、お客さんが買うわと思いました。 |
|
|
↓
い |
「イカは生が一番いい。」
呼子のおばちゃんが目の前でさばいてくれたイカ |
呼子でイカを売っていたおばちゃん。「イカは生が一番いい」と言う。生け簀には3杯のイカが泳いでいました。「このイカが食べたいなぁ」と言うと、おばちゃんは網でイカをすくってくれました。
水の中では透き通った白色のイカが、あっという間に茶色に。でも、おばちゃんが包丁を入れた瞬間、血が抜けて透き通りました。手際よく、刺身のできあがり。
お醤油をかけて食べたイカの刺身は、甘かったです。もう一度食べてみたい。 |
|
|
↓
し |
「職人さんは汗びっしょりよ」長崎オランダ坂の手作りカステラ |
異国情緒たっぷりの長崎・オランダ坂にはおみやげ屋さんがたくさん。その中で、手作りカステラのお店が賑わっていました。カステラは100度の温度で焼き上げるので、職人さんは汗びっしょりだそうです。
オランダ坂には外国の人もたくさん。上手な日本語を話す外国の人に、カステラ店のおばさんは「日本語がお上手ですね」。
でも、お茶を出されたその人は「まいど」。あれは「ありがとう」という意味で使っていたのでしょうか。オーケー、オーケー。 |
|
|
|