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この道 どんな道
未来へつづく道

●自分たちの道だから
デウスクラブのみなさんの写真
 1998年に四国ではじまった「ボランティア・サポート・プログラム」。地域の人たちが、毎日利用する道を自分たちで美化していこうとする活動で、現在、日本では国土交通省が積極的に支援しています。
 道路沿いに美しい花が植えられているな・・・と思ったら、そこにグループの名前が書かれた看板を見た覚えのある方も多いのでは。きちんと手入れされ、花いっぱいの道を通ると、その町の人々のあたたかさが伝わってくるようです。今回は、大分県で道を利用する誰かのため、日々活躍していただいている方々の取り組みをご紹介します。
 戦国時代の武将・大友宗麟は、豊後を中心に九州6国を治めた大名で、キリシタン大名としても知られています。大分市顕徳町は、今から450年ほど前に宗麟が建てた教会「デウス堂」があったところ。国指定史跡・大友氏館跡にも近く、歴史ロマンあふれる地区で、道づくりの活動を行っているのが顕徳町デウスクラブのみなさんです。

●おそろいのシャツで活動
 老人会のメンバー67名でつくるデウスクラブの活動は、歩道の清掃や植栽の手入れです。国土交通省からのサポートによるおそろいのシャツで、季節の変わり目など、最低年3回は汗を流すみなさん。笑顔で和気あいあいと活動されている姿が印象的です。
 大好きな町だから、訪れる人にも気持ちよく過ごしてほしい、そんなあたたかな気持ちが伝わってくるような笑顔の活動です。
デウスクラブの活動風景



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