太平洋新国土軸構想推進協議会

太平洋新国土軸構想研究会の開催

 平成16年8月26〜27日の2日にわたり、「平成16年度第1回太平洋新国土軸構想研究会」を鹿児島県鹿児島市で開催しました。
 
平成16年3月13日に開業した九州新幹線「つばめ」
九州新幹線「つばめ」

研究会1日目
基調講演
研究会1日目は、「九州新幹線に学ぶ〜九州新幹線はどうやってできたか〜」と題し、九州旅客鉄道株式会社の総合企画本部・新幹線計画室長 古賀徹志氏による基調講演が行われました。講演では、九州新幹線開業後の利用状況、九州新幹線の新しい技術の紹介、これからの観光施策や全線開通に向けた取組などについて、具体的にご説明頂きました。利用状況は予想を上回る勢いとお聞きし、九州にとっての新幹線の意義をうかがい知ることができました。

基調講演に続いては、九州新幹線が開業した鹿児島県、熊本県の担当者による事例紹介として、地元としての取組やまちづくりへの効果、今後の期待などが紹介されました。事例では課題、新幹線を契機とした熱心なまちづくり・物産開発の取組と行政の支援などが紹介され、協議会のメンバーも地域の生の声を担当者からお聞きするなど、活発な意見交換へ発展しました。

2日目は舞台をJR鹿児島中央駅に移し、中村駅長にご案内いただいて駅構内の様子などを視察し、九州新幹線「鹿児島中央駅」から「新八代駅」までの乗車となりました。車内には乗客のにこやかな笑顔が溢れ、新幹線が人々に愛されている様子が実感できる視察となりました。鹿児島中央駅から新八代駅までをわずか47分間でつなぐ九州新幹線に、太平洋新国土軸の実現に向けた熱い期待を乗せ、解散となりました。 研究会2日目



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