TOPIC

この道 どんな道
未来へつづく道

●歩いて楽しめる道の情報
ナビゲーターは知事さん
ナビゲーターは知事さん
 道は車のためのものだけではない、歩いて巡って、出会いを創出するもの。兵庫県では、そんなことを感じさせてくれる道の情報提供が行われています。
 「ゆっくり歩いて、ゆっくり味わう、ひょうごはスローツーリズム」。これは兵庫県の観光キャッチフレーズ。この言葉どおり、訪問者が地域資源に関心を持って「歩く」、「散策する」ための情報が積極的に提供されています。
 例えば、「こだわりツーリズム」としてあげられているテーマは『銘酒』『仏像』など。歩いて巡る見どころを “スローツーリズム”として紹介しているのです。
 ひょうごツーリズム協会のホームページには、知事自身がナビゲーターをつとめる「I do ナビ」のコーナーもあります。地域の魅力を一番よくご存じな知事さん、ご案内もさすがお上手です。

●ツーリズムバス
写真
 個人向けに加えて、団体向けの情報提供、及び支援制度を設けているのも兵庫県の面白いところ。「ひょうごツーリズムバス」は、県外から貸切バスを使って団体で訪れるグループに対し、バス1台あたり最大5万円の割引が受けられる制度です。明石海峡大橋でつながった徳島県とは共同事業として、最大10万円(1台あたり、ただし条件あり)まで助成する制度も設けられており、毎年申込み多数で、早々と予定台数終了となっています。

●道を活用するための情報提供
歩く、バスで訪れる。いずれにしても、利用者の立場から兵庫の道を楽しんでもらおうとする視点から、情報提供を行っている兵庫県。「道をいかに活用するか」という視点に基づいた情報提供は、今後の道づくりにも大きな影響を与えるものと考えられます。



前項へ 表紙へ戻る 次項へ