平成17年2月17〜18日の2日間にわたり、「平成16年度 第2回太平洋新国土軸構想研究会」を愛媛県今治市で開催しました。
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来島海峡大橋 |
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1日目は、「新しい“国のかたち”と国土計画」と題し、中京大学大学院の奥野信宏教授から次の国の計画について、最新の動向をおうかがいしました。国土審議会特別委員である奥野教授の講演では、「開発」を重視し、均衡ある発展をめざしてきた国土づくりは転換期にあり、これからは地方や広域ブロック圏域が主体となって計画づくりを進めていく時代へと変わりつつあることから、地方がどのような視点を持ち、何を重視するかをしっかりと発言していくことが重要であるとのご意見をいただきました。
基調講演後の意見交換では、ブロック計画を策定するにあたってのブロックの範囲、計画づくりの主体、社会情勢の変化と見直しなど、地域が作り上げていく新たな計画に備えた具体的な質問や意見が出され、活発な意見交換となりました。
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また、2日目は、しまなみ海道に舞台を移し、本州四国連絡橋公団今治管理事務所の木村橋梁維持課長にご案内いただきながら、来島海峡大橋、多々羅大橋等の視察を行いました。橋を架ける際に用いられた最新技術やしまなみ海道の地域への効果等について、詳細にわたるご説明をいただき、瀬戸内海を越えた広島県側で解散となりました。 |
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