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ウェイトで見る太平洋新国土軸

 全国47都道府県のうち、17府県で構成する太平洋新国土軸。個性あふれるこれら地域のつながりは、日本にとってどれほどの重みをもたらすのでしょう?
経済、社会、文化などさまざまな視点から、日本にとっての太平洋新国土軸の“重み”を考えていきます。

芥川賞受賞者の出身地
★ 太平洋新国土軸地域が全体の約3分の1を占める
第1回(昭和10年上期)〜第134回(平成17年下期)の受賞者
  139名のうち、太平洋新国土軸地域の受賞者は45名(約32%)


 芥川賞と言えば、直木賞とともに人々に一番良く知られた文学賞でしょう。芥川賞は芥川龍之介を記念して、菊池寛の発案により昭和10年に制定されました。それ以来、139名が芥川賞を受賞していますが、このうち45名は太平洋新国土軸地域の出身です。府県別には、大阪府14名、福岡県11名、長崎県6名、三重県3名などとなっていますが、下記の受賞者をご覧いただくと多彩な顔ぶれがそろっていることがお分かりいただけると思います。
グラフ

<受賞者>
愛知県: 平野啓一郎・中村文則
三重県: 尾崎一雄・近藤啓太郎・笙野頼子
大阪府: 桜田常久・由起しげ子・五味康祐・庄野潤三・開高健・河野多恵子・田辺聖子・阪田寛夫・
三田誠広・高橋三千綱・米谷ふみ子・玄月・町田康・吉村萬壱
兵庫県: 石原慎太郎・宮本輝
奈良県: モブ・ノリオ
和歌山県: 中上健次・辻原登
香川県: 高城修三
愛媛県: 大江健三郎
福岡県: 鶴田知也・火野葦平・中山義秀・長谷健・松本清張・岡松和夫・森禮子・村田喜代子・
藤原智美・藤野千夜・大道珠貴
長崎県: 森敦・野呂邦暢・林京子・村上龍・青来有一・吉田修一
大分県: 富澤有為男・石川利光



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