1. 豊かな自然環境 |
太平洋新国土軸の自然環境は標高1,500〜2,000m程度の険しい山地と森林、そこから生み出される清流、暖かな海と特色ある沿岸地域などから構成されています。
こうした特色を生かし、居住環境や観光・レクリエーション資源などを整備することによって地域社会を再生し、豊かな自然環境と共生した国土軸を創造します。
西日本・南西諸島における自然公園
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出典:新版日本国勢地図(平成2年11月)所載の図を一部修正
建設省国土地理院 日本地図センター発行 |
2. 都市の規模と分布 |
太平洋新国土軸においては都市の集積が特定の地域に集中しておらず、県庁所在地をはじめとする都市が流域ごとに点在しています。
こうした特色を生かし、都市の特性を育み相互のネットワークを強化することによって、各都市が独自の機能を担いつつ連携する活力ある国土軸を創造します。 |
3. 文化的・精神的な一体性と多様性 |
太平洋新国土軸においては共通する自然条件のうえにわが国の各時代を先導する文化が開花し、その蓄積によって多様でありながら一体感のある文化的風土が形成されてきました。
こうした特色を生かし、それぞれの地域・都市が個性を競いながら「黒潮文化圏」とも言うべき共通イメージを醸成するまとまりのある国土軸を創造します。
西日本の主な霊場・聖地
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4. 西日本国土軸や東アジアとの近接性 |
太平洋新国土軸は、西日本国土軸との密接な関係の下に発展してきました。また、古くから東アジアとの交流がみられた国際性豊かな地域でもあります。
こうした特色を生かし、西日本国土軸や東アジアをはじめ国内外の地域との交流・連携があらゆる分野・レベルで活発に展開される国土軸を創造します。
東アジアにおける大平洋新国土軸
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