8月1日(土)

 正午にJR静岡駅をスタートし、いざ!太平洋新国土軸の旅の始まりです。東名高速道路には、東京や横浜ナンバーに混じって三重県ナンバーの車が目立ちました。菊川町あたりのお茶畑を横目に、夏休みの土曜日の道を走り、お昼に浜名湖SAに着きました。お弁当持参の家族連れで賑わっていました。浜名湖を過ぎ、ふと気がつくと、まわりの景色がミカン畑に変わっていました。田原町の道の駅では、特産のメロンが並んでいます。温室ミカン(6個250円で甘い!)を買ってしばしの休憩をとりました。
田原町道の駅
道の駅 (田原町)

 伊良湖岬に着く頃になって、あいにく小雨が降り始めました。三重県の鳥羽まではフェリーで55分です。伊良湖の道の駅の駐車場には多くの車が止まっていましたが、全ての車がフェリーを利用するわけではなかったようです。三島由紀夫の「潮騒」で有名になった神島や答志島を眺めながらの船旅の後、鳥羽に到着しました。鳥羽市役所の横にある城山公園からは、鳥羽の港が一望できます。天気が良ければ、さぞかしきれいな景色であろうと思うと残念でした。 フェリー乗り場
伊勢湾フェリー乗り場(伊良湖)

 
 8月2日(日)

 朝目覚めると、青空が広がっていました。「こうしちゃいられない」と早起きして、再び鳥羽の城山公園へ戻って写真を撮りました。8時半頃、お腹がすいたので鳥羽市内をさまよっていると、もう赤福が営業しているではありませんか!赤福1皿(3個入り230円)と抹茶(150円)の朝ごはんをぺろりと平らげてしまいました。バイクに乗ったカップルも今朝鳥羽に着いたところなのか、赤福氷(赤福入り抹茶かき氷)をおいしそうに食べていました。 赤福
朝の赤福(鳥羽市)

 二見町の夫婦岩は、湘南、松本、神戸、京都など様々なナンバーの車でいっぱいでした。さすがに観光地です。明和町の斎宮歴史博物館(ここのビデオは楽しめます。特に昔の人の話し方には、満足していただけることでしょう)に立ち寄った後、松阪に到着しました。本居宣長記念館では、ボランティアガイドの方でしょうか、おじさんが丁寧に説明をしてくれました。まるでその時代に生きていたかと思わせるほど、おじさんの説明はリアルです。神妙に拝聴しましょう(ただし、真夏の炎天下では避けましょう。おじさんも汗だくになっていました)。「せっかく松阪に来たのだから、松阪牛!」とお思いの皆さん、お財布が豊かなら是非どうぞ。某有名店を覗いてみましたが、目玉が飛び出そうになり、あわてて出てきました(お昼の定食でも8,500円からです)。後になって、松阪駅近くにリーズナブルな値段で松阪牛のホルモン焼きを楽しめる「ホルモン街」があると聞いて残念でした。次回は是非行ってみたいと思います。  飯高町に入ると、まわりが豊かな大自然になりました。都市交流施設の香肌峡スメールでティーブレイクをとり、県境を越えて奈良県の東吉野村に着きました。ここには大阪の人たちが自然を満喫できる交流施設ふるさと村があります。夏休みということも手伝ってか、たくさんの人が川遊びやキャンプを楽しんでいました。 川遊び
ふるさと村での川遊び(東吉野村)

 吉野川沿いにしばらく走っていくと、吉野町と大淀町で奈良方面に向かう車の渋滞に巻き込まれました。夏休みの日曜日、仕方がありません。しかし、おかげで吉野川沿いの山に消えていく夕日を眺めることができました。今日は奈良県五條市でストップです。柿の葉寿司の看板が町の至る所で目に入ります。奈良方面へ向かうよりも、和歌山県の橋本市に向けたバスが多いことが印象的でした。今日は緑の多いところを走りましたが、やっぱり少しずつ町の表情は違うんだなぁと思いました。

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