IN THE 21C.

21世紀の道づくりを考える

 ここでは、さまざまな検討をもとに、地域が元気になる道づくりのキーワードを探ります。
 今回は国土交通省の「平成13年度道路施策のポイント」からヒントを探してみましょう。

国土交通省「平成13年度道路施策のポイント〜
21世紀社会を拓く道をめざして〜」
 平成13年1月の省庁再編後、多角的な視野から検討された道路施策のポイントです。「21世紀は連携の時代」をテーマに、交通連携をはじめとした連携施策を展開しています。


地域連携の総合的支援
「地域連携総合支援事業」を拡充し、市町村界を越えた広域的な観光振興、医療・福祉サービスの提供、市町村の合併などを総合的に支援する道路整備を進めます。
地方公共団体と一体となり「道の駅」を整備し、地域連携を促進する拠点づくりを進めます。
商店街活性化のための施策と連携して、アクセス道路などの整備や面整備を実施し、中心市街地の活性化を図ります。
NPOなど地域の人々の発案による地域の魅力づくりを支援します。

地方部の移動を支える道路整備のグラフ


広域物流ネットワークの整備
都市圏の環状道路、地域ブロックの循環型ネットワーク、空港・港湾へのアクセス道路に重点をおいて、高規格幹線道路や地域高規格道路の整備を進めます。
「マルチモーダル交通体系連携整備事業」を創設し、空港・港湾などとの連絡を強化する道路の重点整備を行います。
橋梁補強・トンネル再改築などを行い、車両の大型化に対応する道路を整備します。
都市圏交通円滑化総合計画など地元合意に基づく計画のもとで、都市内における貨物車荷捌き効率化などの物流TDM施策を進めます。
高規格幹線道路などの沿道及びIC周辺において、貨物車の積み替え機能などを有する物流拠点の立地を支援します。

荷物を運ぶイメージ図


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