道の風景

【愛媛県南予地域】
〜えひめ町並博2004〜

おはなはん通り

おはなはん通り
NHK連続テレビ小説の舞台で一躍有名になった愛媛県大洲市の町並み。白壁の家々は今も住居として使われている。


道端に人がいて、声をかけてくれる
道端に人がいて、声をかけてくれる
当たり前だけれど、ホッとする
愛媛県南予地域で10月末まで開催されている「えひめ町並博2004」。そこには博覧会開催のための特設施設はなく、あるのは懐かしい町並みと人々の笑顔、のんびりとした時間です。
町並博が開催されている南予には、内子町の「八日市・護国町並み」、大洲市の「おはなはん通り」と旅行のガイドブックに記載されている名所もあります。しかし、少しレトロな裏路地も、商店街もすべてが町並博の会場。道には、訪れる人を飽きさせない仕掛けがあり、いろんなところで話しかけてくれる人に出会いました。



住民手づくりの仕掛けが軒下に
住民手づくりの仕掛けが軒下に
探し歩くのも楽しい(大洲市)
路地角の文房具屋さんにも竹のサウンドオブジェが軒先に飾られていました。「観光の人が来ると、どこからおいでかお尋ねするの。お話するのが楽しくて」とおばあさん。おせったいの笑顔がそうさせるのか、時間を忘れて話し込んでしまいました。
近年、「スローツーリズム」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。ふだん着の町並みや道端、地域の人々とのふれあいが最大の魅力となった「えひめ町並博」、この取り組みは、これからも南予の旅の魅力として引き継がれていくことでしょう。ここには、スローツーリズムの1つのモデルがあるように思われました。



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