【静岡県富士市】
〜富士山のお膝元のまち〜
道の正面に堂々とした風格の富士山が見える(富士市役所付近)
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「写真ですか?昨日は最高だったんですけどね。」新幹線新富士駅前のお店のお姉さんは、一日遅れの訪問に対して残念そうに言ってくれました。
もっと富士山の近くに行けば何とかなるかもとの期待を抱いて、新幹線駅から北上して西富士道路に向かう途中、道の正面に大きな富士山が見えてきました。存在感のある堂々とした風格です。地元の人にとっては当たり前の風景かもしれませんが、圧巻です。山頂に雲がかかり、全容を見ることはできませんが、大きな富士山を前に見ながら進むなど地元でないと経験できないことです。とても贅沢な気持ちになりました。
富士山は標高3776mの日本一の山です。富士山の由来は「不二山」、つまり他に比べようがない唯一無二の高峰というのが一般的な説です。私たちが富士山を日本一の山と思うのは、その高さや大きさだけでなく、優美な美しさにもその理由があります。周辺にさえぎる山がない独立峰ですので、裾野がゆるやかな曲線を描いて広がっています。「絵になる」という言葉がありますが、富士山を見ていると、絵になり、写真になり、歌になるのが分かります。
富士山が見えるまちなら、どこでも富士山にちなんだ名前を付けたくなるでしょうが、「富士市」という名前は富士山のお膝元に位置するこのまち以外にはないという印象を受けました。この次は、雲ひとつない富士山の姿を写真に撮りたいものです。
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富士市役所からの富士山(写真提供:富士市) |
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東名高速道路と富士山(富士川サービスエリア) |
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